SSブログ

夢の扉 板倉構法とは 筑波大学名誉教授安藤邦廣 [夢の扉 板倉構法 安藤邦廣]

sponsor link
夢の扉(2014年1月19日放送)では、伝統の建築技術校倉造り(あぜくらつくり)を現代の家作りに応用した「板倉工法」を21世紀の家作りの現場に応用した、
現代版・板倉構法で知られる筑波大学名誉教授の安藤邦廣さんが紹介されます。

板倉構法とは?
落とし込み板壁構法と呼ばれ
縦溝を切った柱と柱の間に厚板(パネル)を落とし込んで組み上げます。(落とし込み板壁)

<板倉構法 動画>

使用される木材の量は通常のの木造住宅の2~3倍ですが

主に杉板を使うことで安価に建築出来るメリットが有り以下の点が優れています。

・保温性
・断熱性
・調湿性
・耐震性

安藤邦廣さんの提言する現代版・板倉構法”では、木材の持つ優れた断熱性、調湿性に加えて、
その特性をいかして、震度7以上にも耐える耐震性(歪むが、なかなか倒壊しない)と防火構造をも実現したそうです。

板倉構法では、木材の性質を利用しているので断熱材や合板などを使用していません。

また、材料をあらかじめ厚板(パネル)化することで、
現場での加工作業がなくなるので、工期短縮による工事費の削減、余分な材料の搬送費、残材の削減、安定した精度の高いパネルの提供などのメリットも有ります。

この建築法は、伊勢神宮や正倉院にも用いられている伝統の建築技術「校倉造り(あぜくらつくり)」と同じ発想です。

板倉構法 耐力壁
地震の力に対して落とし込んだ厚板が粘りを発揮し、横圧力(メリコミ)がかかったときに、板と板が互いにずれて、壁全体が溝にめり込むとともに平行四辺形に変形して持ちこたえます。
この変形によって地震のエネルギーを吸収します。

安藤邦廣 板倉構法 宮城県本吉郡南三陸町 木造復興住宅モデル 板倉の家

安藤邦廣教授は、南三陸復興プロジェクトに参加しており、『単なる家作りじゃない。地域作りの始まり。日本の地域社会を救うことができる―』

と云う想いから、被災地・南三陸で、板倉構法による家作りを開始しました。

板倉構法により、500坪100本の杉林で、一軒(30坪)の木造住宅が建てられので
南三陸杉の家を建て、伐採したら植林すると云うサイクルを確立し
「木造復興住宅モデル 板倉の家」は、国産木材の需要復活で日本の森林を再生させ、新たな産業を生み、
さらに、景観を豊かにし、健康を守り、海の滋養を高め、地域の人たちを結びつけています。





小屋と倉 干す・仕舞う・守る・木組みのかたち

小屋と倉 干す・仕舞う・守る・木組みのかたち

sponsor link

nice!(0) 

nice! 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。